カルトSEX教団に強制捜査…教祖にせっせと女性貢ぐ
家宅捜索のため「摂理」の教団施設に入る千葉県警の捜査員=18日午後10時、千葉市中央区 |
多数の女性信者が教祖に性的暴行を受けたとされる韓国の“カルト・セックス教団”・摂理。千葉県警は18日深夜に引き続き19日も、韓国人女性幹部に対する入管難民法違反(資格外活動)容疑で強制捜査に入った。韓国人教祖(61)=韓国捜査当局が指名手配中=にセッセと女性を貢いでいた教団の内実とは。
女性幹部は容疑者の側近中の側近で88年に入国。教団の関東地方のトップを務め、同容疑者の好みの女性を送り込む役割を果たしていた。
摂理は80年頃に設立。韓国内に15万人の信者がいると主張し、教義は「30講論」と呼ばれ、容疑者が2年間ほど在籍していた「世界基督教統一教会(統一教会)」に酷似している。
容疑者を「再臨のイエス(メシア)」と洗脳する内容で、年間1億円以上の寄付を集め、女性信者に対しては「治療」などと称して性的暴行を繰り返した。
90年代から日本での布教活動を活発化。信者であることを隠して、全国50以上の大学で布教活動をしており、信者は国立・私立大の学生や卒業生など20代の若者が多く、女性が約6割を占める。
有名少女漫画家や韓国人元Jリーガーが広告塔として活動していたこともあり、男性は「高学歴・高収入」、女性は「スタイル・ルックス」を重視して勧誘していた。
容疑者は「身長165センチ、色白、スタイルのよい女性」を好み、「モデル部・チアリーダー部」に入れ、石膏(せっこう)の風呂で好みのポーズをとらせて等身大のブロンズ像を作るなどしていた。
日本の信者数は約1700人(平成16年10月時点)。容疑者から性的被害を受けた日本人女性は100人以上とされる。女性幹部は昨年7月下旬に出国している。
ZAKZAK 2007/01/19
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