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世界ふしぎ発見!
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バックナンバー 第911回
愛・地球博開幕! ネイチャーアイランズ・ニッポン!
2005/03/26(土)21:00〜

坂本 三佳(さかもと みか)
坂本 三佳(さかもと みか)
Profile
1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞。特技はクラリネット演奏。女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。歌手としても活躍中。
オフィシャルサイトは http://www.mika3.net/
ミステリーハンターは今回で22回目(スペシャルの回は含まず)


Interview
1851年、ロンドンで第1回万国博覧会が開催されて以来、万博は時代を映す鏡と言われています。20世紀は、科学技術の進歩が人びとの明るい未来を約束してくれるものだと信じ、最新の技術が目玉となってきました。そして21世紀を迎えた今、人びとの関心は、さらなる進歩よりいかにして地球の環境を守るかということに変ってきたのです。愛知万博、愛・地球博のテーマは「自然の叡智」。人間の歴史より遥かに長い時間この地球に存在していた自然から明るい未来へ向かうためのヒントを学ぼうというのです。そして私たちの住む日本は、国土こそ狭いものの、南北に長いため多種多様な生き物が生息する世界でも稀な国だとご存知でしょうか?では、日本の自然の叡智とは一体どんなものなのか。そして絶滅の危機にある動物とは?ミステリーハンターの坂本三佳さんが、日本再発見の旅に出かけました。 地図
Q.東洋のガラパゴスと言われる奄美大島はどんな島でしたか?
太古の植物たちに感動!飛行機を降りたとたんに、南国の湿度を感じました。奄美でも、一応今は冬なんですが、私たちのイメージする冬とはずいぶん違いますね。あいにく天気がよくなかったので、青空の下で「南国、奄美に着きました!」と言えなくて残念でした。





―気候が違うということは、奄美の植物も独特なんですか?

動物の撮影はただじっと待つのみ!森を案内していただいたのですが、本州の森とは全く違いますね。こちらは雨が降ったことが幸いして、葉っぱがきらきらと輝いて見えてとてもきれいだったんです。それにうっすらとモヤもかかっていて神秘的でした。木や草花についていろいろと説明してもらいながら森を歩いたのですが、なかでも印象的なのは、恐竜時代からあるというシダの木。幹が真直ぐ伸びていて、上の方にまるでプロペラのように葉が繁っているんです。本当に恐竜が出てきそうな雰囲気でした。

―夜はテントで動物ウォッチをしたそうですね

「奄美名物・鶏飯(けいはん)!鶏の出汁をかけて食べます」私たちが見張りのテントを張ったところは、回りに人家はなく、耳を澄ますと遠くのほうから沢の音が聞こえるという場所でした。人工的な音は全く聞こえないのですが、カエルの鳴き声がスゴイ!耳元で鳴いているんじゃないかと思うほどカエルの声がしました。しかも一種類じゃないんです。「カカカカ」というのもあれば、「ピヨッピヨッ」っていうのもあるんです。この「ピヨッ」は、奄美の固有種、イシカワガエルだそうです。ただこの日は、強風注意報が出るほどの天候で、すごく寒かった!「半袖で大丈夫だよ」と言われたので、みんな半袖とウインドブレーカーしか持っていってなかったので、なおさら寒く感じました。見張り用の3畳くらいのテントで、一枚の毛布をみんないっしょにかぶりながら、ひたすらじーっと暗視カメラのモニターを見ていました。そうゆう状況だとどうしても眠くなってしまうじゃないですか。気がつくとカエルの合唱にイビキがまじっていて、正気に戻る(笑)。最終的には7時間見張っていました。夜の野生動物を観察する機会なんて滅多にないし、しかも奄美には固有種がたくさんいて、その一部を見ることが出来てとても楽しかったです。
Q.そして今度は一転して極寒の北の大地、知床へ
「今から海中に入りまーす!」知床の寒さは、奄美の「寒かった!」とは訳が違います(笑)。とくに流氷の上は、本当に寒かったですね。流氷ウォークは、万が一海に落ちた時と、防寒のために、ダイビング用のドライスーツを着て歩きます。所々裂け目みたいのがあって、その付近だけは少し不安定になりますが、基本的には、歩くと揺れる、みたいな感覚はなかったです。普通の大地を歩いているような感じでした。試しにスタッフ何人かと、裂け目から10メートルくらい離れたところで、ジャンプしてみたんです。私たちには揺れてる感覚はなかったけれど、裂け目の水面は少し波打っていたそうです。それから流氷ウォークでは、流氷の裂け目で海水に入るという体験もできるんです。私もやってみました。冷たいのと、全身が締めつけられるような感覚に堪らず「キャー」と叫んでしまいました。何て言うか・・・、血圧を測るとき、腕がギュッと締めつけられますよね。あれが全身に感じるんです。それに、ドライスーツを着て少し歩くと、ずいぶん身体が温かくなるので本来はちょうどいいのですが、私たちは撮影なので、セッティングを待っている間に身体が冷えてしまっていたんですね。だから海水がすごく冷たく感じました。でも、すごくラッキーなことに私、クリオネを捕まえたんですよ。

―えーっ?!どうやって?

「かんじきを履いてアニマルトラッキングもしました」ちょうど裂け目で、「何かいないかなぁ」と水中を見ていたら、小さい生き物がゆらゆらしているんです。まさか?!と思って、そっと手ですくってみると、まさしくクリオネでした。私の手袋の上でもダンスを見せてくれましたよ。本当にかわいかったです。何であんな形をしているのかふしぎですよね。宇宙から来た生き物みたい、と思いました。


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