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今回「世界ふしぎ発見!」の舞台となる南イタリアは、温暖な気候、風光明媚な景色、豊かな食材による美味の数々で世界中から観光客が訪れる場所ですが、実は美人の宝庫としても有名なのです。とくにシチリアは、ミス・イタリアを最も多く輩出した地域で、まさにヴィーナスの住む島。そんな魅力あふれる南イタリアへ向かったミステリーハンターの瀬戸カトリーヌさん。「毎日三食しっかり食べまくったのに、お肌の調子もいいし、帰国してから友だちに痩せた?って言われたくらいなんですよ」とカトリーヌさん。何と素晴らしい!早速その秘密を伺ってみましょう。
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Q.日本とイタリアで女性の美しさに対する意識の違いのようなものはありましたか? |
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見た目の美意識みたいなのは、日本と同じだと思いますよ。私のお会いした美女は、みなさん背が高くスラッとしていて、美しい目鼻立ち。でも意識の面でいちばん違うと感じたのは、日本では、きれいになるということと痩せるということがほとんどイコールで、多くの女性は美しくなるためには、あんまり食べちゃいけないという意識がとても強いと思うんですね。イタリアでは、食べて美しくなるという考え方なので、みなさん食に関しての知識がものすごく豊富なんです。
ミス・シチリアやミス・ナポリたちと一緒にいろいろな所を取材したのですが、オリーブは肌にいいけど食べ過ぎるとニキビがでるとか、マグロは肌の老化を防いでくれるとか、このピザは栄養のバランスがいいとか、たくさん教えてもらいました。食べることは、おいしい味を楽しむことでもあり、同時に美しくなるために不可欠なことだというのがイタリア流のようです。もちろん食べ過ぎはダメ、でも偏った食事では美しくなれないというとても納得のいく考え方ですよね。素晴らしい!私も共感しました。それにみなさん自分の個性を出すのがとても上手なんです。シチリアでは、2003年と2004年のミス・シチリアにお会いしたんですが、2人とも雰囲気が全く違うんですよ。でも共通しているのは、明るくてきさくなところ。イタリアのヴィーナスはナチュラルビューティーやわ、って思いました。 |
Q. イタリア美人をつくるという美味で特に印象に残っているものは? |
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日本でもおいしいイタリア料理屋さんはたくさんありますが、やっぱり本場は違う!って思いましたね。何でだろうって考えたんですが、トマトとチーズの本場ならではのフレッシュさがポイントなのかもしれません。トマトの酸味が絶妙でホントおいしい!私、普段ピザはひと切れ食べるともう充分と思ってしまうんですが、ナポリではずいぶん食べました。やっぱりトマトとチーズのおいしさがそうさせたのだと思います。イタリア滞在中は、ずーっとイタリア料理を食べてましたけどちっとも飽きませんでしたね。
特に感動したのは、シチリアで食べたアイスクリームサンド。大きめのロールパンに、ピスタチオのアイスクリームを挟んで、さらに大量の生クリームをのせて、私の顔より大きいサンド(笑)なんですけど、これがブラボー!って万歳したくなるような味でした。シチリアでは朝食に食べる人が多いそうです。甘すぎないピスタチオのアイスクリームがいいんですね。日本でもきっと流行る味だと思います。
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―ミス・シチリアお手製のパスタをご馳走になったんですって? |
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そうなんですよ。でも彼女ほとんど料理したことなかったみたいで(笑)。マンマに聞きながら頑張ってくれました。味は…これからマンマの味を受け継げば、よりよくなるなっていう感じでしたけど(笑)。彼女のお母さんが作ってくれたカジキマグロのオーブン焼きは最高でした。マグロにチーズやナッツを挟んで焼いた見た目もミルフィーユみたいな料理なのですが、マグロとチーズの組み合わせがこんなにおいしいのか!という発見のあった一品でした。 |