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2004年12月07日

 青空の行方/なにゆえの著作権保護期間70年延長か

2004年12月7日 作成
2004年12月31日 最終修正

文化庁は、著作権法の広範な見直しを進めています。
著作権の保護期間を、これまでの作者の死後50年から、70年に延ばすことが、検討されています。
法改正の準備にあたっている文化庁著作権課は、改正案の、2006年度国会提出を念頭に置いているようです。

もしこのタイミングで制度が改められれば、数年ののちからその後20年間、新しく著作権切れを迎える作家が生まれなくなります。
延長が、過去にさかのぼって適用されれば、青空文庫のリストから、多くの作家が消えます。
国会図書館が進めている近代デジタルライブラリーの拡充も、制約されるでしょう。
保護期間を過ぎた著作物を、インターネット経由で、誰もが容易に利用できるようにする、「青空拡張」の試み全体の明日が、曇るでしょう。

保護期間を延長することで、何が期待できるのか。
失われるものは、なんなのか。
「見きわめ、考え、意思を示す時こそ今」の思いが、つのります。

【ここまでの動き】

社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC は、著作権の保護期間を50年から70年に延長するよう求めました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04093001/001/016.htm

著作権法の所管官庁である文化庁は、2004年8月、関連団体に、制度のどこをどう変えて欲しいか、意見をつのりました。
音楽関係を中心に、21の団体から、保護期間を70年に延長せよとの要望が寄せられました。(下記URL、「関係団体からの著作権法改正要望について(概要)」の「5.保護期間 (106)〜(108)」を参照。)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04093001/002.htm

文化庁は「更に幅広く国民」の声を聞くとして、2004年10月、著作権法の改正点に関する、意見募集を行いました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2004/04100601.htm
保護期間の延長について触れた、もしくは触れたと思われる72のコメントをみると、延長を求めている諸団体に、その資格があるのかを問う、検討材料を示すものが1件、保護期間の50年、70年併用を支持するものが1件あった他はすべて、明確に反対、もしくは慎重であるべきとして、延長を支持しない意見でした。(下記URL、「著作権法改正要望事項に対する意見募集の結果について」の「【5.保護期間】関連」を参照。)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04110401/004.htm

著作権法改正点の洗い出し作業は、著作権分科会法制問題小委員会で進められています。
関連団体からの要望や、意見募集に際して寄せられたコメントは、同委員会に提出されました。
これらのステップを踏んだ後、2004年11月26日の第四回小委員会に提出された「著作権法に関する今後の検討課題(素案)」には、「1.基本問題」に「(6)保護期間の延長 」が盛り込まれました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04112901/001.htm

続く2004年12月22日の第五回小委員会には、前回「(素案)」とされていた「著作権法に関する今後の検討課題」が、「(案)」として提出されました。
延長問題はこれに、「(6)保護期間の見直し 」として、以下のように盛り込まれました。


欧米諸国において著作者の権利の保護期間が著作者の死後70年までとされている世界的趨勢等を踏まえて、著作者の権利を著作者の死後50年から70年に延長すること等に関して検討する。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04122401/001/002.htm

第五回小委員会の議事録は、2004年12月31日現在、文部科学省のページでは参照できません。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04122401.htm
ただし、zfyl さんのページにはすでに、当日のやりとりの概要が掲載されています。
http://blog1.fc2.com/nirvana/?no=20

JASRAC の要望を表だった出発点として、法改正につながる可能性の高い「検討解題(案)」に保護期間の延長が盛り込まれるに至ったのが、ここまでの動きです。

【これからの流れ】

第五回小委員会の「(案)」は、2005年1月に開かれる第六回小委員会で、「著作権法に係る検討事項」として確定されます。

これが、同じく1月に開催予定の著作権分科会に報告され、同会の審議を経て公開される運びです。

その後、法制問題小委員会での論議に並行して、個別課題の検討に当たるワーキングチームが複数設けられ、2005年2月以降、「著作権法に係る検討事項」にそって、法改正に向けた、本格的な検討が進められて行きます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04112901/002.htm

法改正の時期に関する文化庁の想定は、第四回小委員会における吉川晃著作権課長の、以下の発言から読みとれます。


まず、1年程度の検討で法改正が適当であるとの結論が出たものにつきましては、平成18年の通常国会に改正法案として提出することを考えていきたいと存じます。また、更に時間のかかる事項もこの中に含まれていると思います。それらにつきましては、ある程度改正事項を取りまとめまして、順次取り組んでいくということになると思います。できるだけ多くをまとめて改正ということを考えていきたいと存じます。

この問題を見きわめて、声を上げるために私たちに与えられた時間は、多くはなさそうです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

▼文化審議会著作権分科会の活動を見守るためのサイトです。
http://www.wikiroom.com/copyright/?Copyright_Panel_in_Cultural_Council

▼「「著作権法改正要望事項」に対する意見募集」に寄せられたコメントが、どう扱われるかを「見届ける」サイトです。
http://publiccomment.seesaa.net/

▼アメリカの著作権保護期間延長法に対するローレンス・レッシグの批判と、同法が最高裁で合憲とされたことを受けた対抗措置等を、ittousaiさんのページで参照できます。
http://ittousai.org/mt/

著作権保護期間延長法に対する批判は、「<free culture>日本語版」を参照。
対抗措置は、「エリック・エルドレッド法案FAQ」を参照。

▼著作権、著作隣接権の見直しに関する欧州委員会の報告書は、著作隣接権の延長に歯止めをかけた点で注目されます。
以下のPDFファイルの10、11ページ、「2.2.3.1. Duration of related rights」を参照。
http://europa.eu.int/comm/internal_market/copyright/docs/review/sec-2004-995_en.pdf

▼「壊れる前に…」のうにさんが、著作権保護期間延長反対のバナーをつくってくださいました。
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2004/12/post_2.html

▼「「著作権法改正要望事項」に対する意見募集」に関する aozora blog の記事です。
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001580.html

▼「「著作権法改正要望事項」に対する意見募集」に寄せたコメントが、aozora blog で公開されています。
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001598.html

▼私、富田倫生は、保護期間の70年延長に反対します。この意思を示すために、自分のページに延長反対のバナーをはり、意見募集へのコメントを重ねて掲載しました。
http://attic.neophilia.co.jp/

★この文章を書いた人→富田倫生★こんな時間に→2004年12月07日 23:47 ★トラックバック
 コメント

  私のような人間には特に痛手ではありません。というのも、大正以後の作品にはたいして興味がないからです。それに新しいものは紙の本で読めばいいですからね。
  ところが江戸時代とかになると、なかなか図書館にもないわけで、こういうのを鮮明な画像でどんどん読めるようになったらいいなあと思います。
  著作権保護というのは何となく社会の流れのようで、管理がきつくなっている最近の風潮のいっかんかもしれません。政治や法律のことにはあまり詳しくないので、よくわかりませんが。

Posted by: 瀲 at 2004年12月08日 16:51

どのページからも見えるように、バナーを張りました。

Posted by: ゼファー生 at 2004年12月09日 00:54

著作権保護期間70年延長で公開不可能な、現在青空文庫作業中の作家のリストを掲げます。自らの趣味のみで、「関係あるなし」を表明される御仁もおられるようですので、思いっきり当方の趣向と期待感です。

*坂口 安吾 現行では2006年初頭著作権切れ
主な作品:風博士、肝臓先生、堕落論、不連続殺人事件、明治開化 安吾捕物帳など
いまでも「不連続」のトリックは斬新的と感じる

*豊島 与志雄 現行では2006年初頭著作権切れ
主な作品:死刑囚最後の日(訳)、ジャン・クリストフ(訳)、レ・ミゼラブル(訳)
まさに博覧強記です。

*岸田 国士 現行では2005年初頭著作権切れ
主な作品:博物誌(訳)、物言う術

*神西 清 現行では2008年初頭著作権切れ
主な作品:犬を連れた奥さん(訳)、可愛い女(訳)、ベールキン物語(訳)、ワーニャ伯父さん(訳)
神西 清を通じてチェーホフを知りました。

*相馬 黒光、相馬 愛蔵 前者が現行では2006年初頭著作権切れ
主な作品:一商人として
臼井吉見の「安曇野」の登場人物、銀座「中村屋」の創始者、カリーライスが有名

*下村 湖人 現行では2006年初頭著作権切れ
主な作品:次郎物語、論語物語

*メーテルリンク 戦時特別加算につき著作権続行中
主な作品:青い鳥

物語倶楽部( http://www.sm.rim.or.jp/... )での、osawa さんの意見表明にも賛同いたします。この問題は、まさに「文化」に関わることです。逆に各種ライター職能団体が、「特権」を守ることのみの狭い了見で対処していることも憂慮します。

Posted by: ゼファー生 at 2004年12月12日 22:31

【欧米の70年延長をどう評価するか/レッシグさんの意見】

文化庁に対して、著作権保護期間の延長を求めた団体の多くが、欧米ではすでに70年に延長されており、日本も足並みをそろえる必要があるのだと主張しています。
その延長は、どんな経緯で、どんな勢力の働きかけによって実現したのでしょうか?
そして、どんな影響を、社会に及ぼすのでしょうか?

ローレンス・レッシグさんの意見が知りたければ、この問題に焦点を絞った、2002年オライリー・オープンソースコンベンションにおける基調講演を、日本語字幕付きで聞くことができます。(下記URLの「<free culture>日本語版」を参照)
http://ittousai.org/... ※ittousaiさんのご尽力に、感謝します。

Posted by: 富田倫生 at 2004年12月13日 00:58

 こちらでは初めまして。追加と言う形で、何点か最近の資料を紹介します。

 今年7月、EU各国の著作権法を改正する際の基準となる条約について検討していた
欧州委員会(EC)は米国音楽業界からの延長圧力を遂に払い除け「商業用レコードの
著作権を現行の『発行後50年』以上に延長すべきではない」と言う答申を公表しました。

http://europa.eu.int/... (10〜12ページ「2.2.3.1. Duration of related rights」参照)

 これはまさしく、日本で音楽業界が挙って「欧米では70年が標準」と主張しているのが
失当以外の何物でも無いことの証左に他成りません。

 また、日本の国会では今年5月28日の衆議院文部科学委員会で(いわゆる「レコード
輸入権」反対運動が注目された一方でそれほど知られていないように思いますが)
城内実議員が(青空文庫やLessigの名前こそ出していないものの)著作権が切れた
作品の公有化を国が率先して行うべきではないかと言う立場から質問を行っています。

http://www.shugiin.go.jp/... (映像)
http://www.shugiintv.go.jp/...

Posted by: 謎工 at 2004年12月13日 21:09

 欧米での著作権延長70年という話に於いて、以前NHKが特集を組んでいましたね。
 アメリカで、「ミッキーマウス保護法」と揶揄される法律です。つまり、ディズニーが著作権延長運動の旗頭なんですね。
 ディズニーがミッキーマウスを独占するために、その著作権が切れそうになると、著作権法を改正運動をして、年度をのばしてきたという経緯があるんだそうです。以前この法律は14年だったそうで、この14年という時間は、著作者とその家族の生活を考えての時間だったそうです。著作者死後著作権も消滅するという意見もあれば、著作者存命中にも、作品が作られて一定期間の後には著作権が消滅するという意見もあるそうですが、一応現在では、著作者の生活権を考えて、また遺族の生活権を考えて、著作者死後一定期間の著作権の保持というものを唄っていると言うところでしょうか。
 ただ、それを考えたとき、既に50年は限界であると思います。著作者の死後、その配偶者が、50年間著作権から発生する利益を必要とするのか、例え子供であっても、50年あれば十分ではないのか(子供は自分で食べていけというなら、50年も必要ないかも)ではなぜ延長するのか。
 現在、著作権の延長によってもっとも利益を得るのは、著作者及びその家族ではなく、企業だと思います。その著作物を利用して営業する企業です。そしてその営業によって得た利益が、少なくともその利益に見合った額を著作者もしくは家族に還元されるならいざ知らず、現実にはそうでもありません。
 著作権法の保護は、既に、著作者ではなく、それを得て暴利をむさぼる企業のためにあると言っていいでしょう。
 欧米での実情はそこにあり、日本がそれに習おうとしているだけだと思います。
 当初、著作物は、その著作権を認められていなかったと言います。それは、芸術は常に模倣の上に成り立ち、先人の作品の模倣から生まれるという理論からなされていたと言います。つまり全ての作品は先人の模倣から成り、全ての作品は個人の著作権を認めるには値しないと言うことです。逆に言えば、全ての作品は人類全員の財産と言うことです。
 ただ、それでは、制作者の意欲がわかず、また、才能ある作家達の生活が保障されないので、その折衷案として考え出されたのが著作権法であると思います。
 しかしこういうものを利用するのは、常にそれを必要としている人ではないのですね。
 出版界の現状を見ても、また他の芸術の現場を見ても、とかく作家さんは、自らの権利に疎く、それを巻き上げた企業だけが儲かっています。
 
 私としては、著作者死後50年という著作権は、むしろもっと短くすべきだと思います。

Posted by: フロスト at 2004年12月16日 00:53

著作権保護期間70年延長で公開不可能な、現在青空文庫作業中の作家のリストを掲げます。自らの趣味のみで、「関係あるなし」を表明される御仁もおられるようですので、思いっきり当方の趣向と期待感です。

青空に、言論の自由はあるのですね。私が何か言うと、すぐに自分の価値観の強制だとか、趣味の押しつけだとか、わめく人がいますが、まるで、言論の自由の抹殺です。

じぶんの考えを堂々と表明するのがよいことですね。

青空の利益とかなんとか
そんなけちくさい考えで、人の意見を抹殺しようなどとは、なんという肝っ玉の小さい人たちよ。

閑話休題。 ゼファー生の出された、書名、すべて私には、全く読む気のおこらないものばかりです。
 怒らないでね。起こらないからしようがない。そうおこらなくても。坂口安吾、?????。あんなもの何処がいいの。本居宣長か、平田篤胤を読みなさいよ。すばらしいですよ。
 明治以降、日本人の魂はふやけっぱなし。青空は100年以下のものは公開しないという、それぐらいであってほしい。
 これはきょうせいでもおしつけでもありません。私の考えです。
 こんなこと当然なのに。

Posted by: 瀲 at 2004年12月17日 16:21

>青空に、言論の自由はあるのですね。私が何か言うと、すぐに自分の価値観の強制だとか、趣味の押しつけだとか、わめく人がいますが、まるで、言論の自由の抹殺です。
>じぶんの考えを堂々と表明するのがよいことですね。

「わめく」人だって「じぶんの考えを堂々と表明」しただけなのでは?

>青空の利益とかなんとか
そんなけちくさい考えで、人の意見を抹殺しようなどとは、なんという肝っ玉の小さい人たちよ。

ほんとにあなたの意見を「抹殺しよう」なんてことだったんですかね。愚論だから批判されただけなのでは?

と、「じぶんの考えを堂々と表明」してみました。臆測だけど。「怒らないでね」。

Posted by: 激 at 2004年12月17日 19:46

> ローレンス・レッシグさんの意見が知りたければ、この問題に焦点を絞った、2002年オライリー・オープンソースコンベンションにおける基調講演を、日本語字幕付きで聞くことができます。(下記URLの「<free culture>日本語版」を参照) / http://ittousai.org/... Flash 版は重たかったけれど、なんとか読むことが出来ました。なかなかウィットに富み、示唆的でした。さてじゃあ私たちは何ができるのか?色々考えて見ます。

> 自分が生きたいと願う社会にふさわしいと思う方を選んでほしい

富田倫生さんの問題提起にも共感いたします。

でもって、このスレッドでの当方の「一言」で、大同団結すべき点が「荒れ」てしまうのも危惧いたしますので、別サイトを用意しました。ここでの blog のように、下部のコメントからご自由に意見を述べることができます。Wiki ですので、まるごとも編集できます。許容できる表現もできるだけ寛大にしようと思います。思うところがあれば、「ゼファー生」をクリックすれば該当サイトに飛びますので、お待ちしています。

Posted by: ゼファー生 at 2004年12月18日 16:34

>青空に、言論の自由はあるのですね。私が何か言うと、すぐに自分の価値観の強制だとか、趣味の押しつけだとか、わめく人がいますが、まるで、言論の自由の抹殺です。
>じぶんの考えを堂々と表明するのがよいことですね。

「わめく」人だって「じぶんの考えを堂々と表明」しただけなのでは?


どこが正々堂々ですか。にやにや笑ってひとをおちょくってるだけなのが、正々堂々と言えますか。だいたい自分の考えなんかどこにもないじゃないですか。

>青空の利益とかなんとか
そんなけちくさい考えで、人の意見を抹殺しようなどとは、なんという肝っ玉の小さい人たちよ。

ほんとにあなたの意見を「抹殺しよう」なんてことだったんですかね。愚論だから批判されただけなのでは?

あんたのやってるようなことが批判といえるのか。ただ他人を侮辱してるだけじゃないか(つまり抹殺、相手の考えをねじ曲げて、有りもしないことをでっちあげて、いかにもその人物が言ったように見せかけ、徹底的に侮辱する、これが抹殺でなくて何か、)。そして他人の尻馬に乗って、外野でわめいてるだけじゃないか。
愚論だなんておまえが考えてるだけじゃないか。青空のやってること自体が、愚にもつかない児戯に類することだというのが、あなたがたには理解できないのだ。だからちょっと痛いところをつかれると、侮辱しまくるのだ。ころころ名前を変えないで、誰かわかるような名前で言えよ。だからおまえ達は、弱虫の卑怯者の、井の中の蛙だというんだ。

 あのTというのは、本を読まないことを自慢しているのだが、よくまあそれで、本が出せるものだ。あのTというのは本当に教養がない。本を読まないからだ。50代にもなって本を読まないのを自慢するとは、哀れなものよ。

ゼファー生などという舌をかむような名前も、国籍不明のいかれころの名前だな。

Posted by: 渚 at 2004年12月20日 17:33

大同団結、なんとまあ古くさい考え。挙国一致、大政翼賛とかの亡霊ですか。

Posted by: なぎさ at 2004年12月20日 17:38

渚さんへ、

人の意見に対して反論をするのはかまいません。
しかし、人のハンドルネームに対して、ただ単純に暴言を吐くだけの書き込みは不快きわまりません。

もしこのような書き込みが続くようならば、渚さんの書き込みを禁止せざるを得ません。

すみませんが、注意していただきますようお願い致します。

Posted by: ag at 2004年12月20日 18:42

>渚氏
ええー? そこまで怒ることですかね。何を過剰反応してるんだか。

>あんたのやってるようなことが批判といえるのか。ただ他人を侮辱してるだけじゃないか(つまり抹殺、相手の考えをねじ曲げて、有りもしないことをでっちあげて、いかにもその人物が言ったように見せかけ、徹底的に侮辱する、これが抹殺でなくて何か、)。

私には「相手の考えをねじ曲げ」た覚えは全く無いんですが。何のことやら。

>愚論だなんておまえが考えてるだけじゃないか。青空のやってること自体が、愚にもつかない児戯に類することだというのが、あなたがたには理解できないのだ。だからちょっと痛いところをつかれると、侮辱しまくるのだ。ころころ名前を変えないで、誰かわかるような名前で言えよ。だからおまえ達は、弱虫の卑怯者の、井の中の蛙だというんだ。

これまた、えええー? あなたが(いつどこで)「痛いところをつ」く発言をしたんですか? 別のところで書いたんですかね。
ところで、私は関係者でも常連でもないので「ころころ名前を変え」たとか「おまえ達」と呼ばれる覚えが全くありません。
だから、私に怒るのはともかく、「弱虫の卑怯者の、井の中の蛙」なんて「侮辱しまく」ったり、主催者とかに八つ当りしたりするのはやめようね。

>あのTというのは、本を読まないことを自慢しているのだが、よくまあそれで、本が出せるものだ。あのTというのは本当に教養がない。本を読まないからだ。50代にもなって本を読まないのを自慢するとは、哀れなものよ。

なんか、やたらと唐突な発言ですが。独り合点かなー?

Posted by: 激 at 2004年12月20日 20:17

>なぎさ氏
なんかすぐ前の「 渚 」さんと似た名前だけど、騙りかな。

>大同団結、なんとまあ古くさい考え。挙国一致、大政翼賛とかの亡霊ですか。

この馬鹿な書込みについては、渚氏の批判が当ってるな。
「あんたのやってるようなことが批判といえるのか。ただ他人を侮辱してるだけじゃないか(つまり抹殺、相手の考えをねじ曲げて、有りもしないことをでっちあげて、いかにもその人物が言ったように見せかけ、徹底的に侮辱する、これが抹殺でなくて何か、)。そして他人の尻馬に乗って、外野でわめいてるだけじゃないか。」
「大同団結」を変に歪曲してるものな。

ついでに、これも読んで反省したほうがいい。
「にやにや笑ってひとをおちょくってるだけなのが、正々堂々と言えますか。だいたい自分の考えなんかどこにもないじゃないですか。」

Posted by: 激 at 2004年12月20日 20:26

ちょっと本題に戻しましょうか。
私としては、フロストさんの意見に賛成です。
著作権というものがそもそも誰の利益を守るために制定させたのか?
それを考えると、期限を延ばすのはどうかと思われます。
個人としての権利を守るというのであれば、50年でも長いと思われます、
また、50年を超えて利益を生み出せるものは、全著作物のうち、
ほんの一つまみしかないということを考えると、
その利益は、法律で守るというよりも、営業努力により守るべきものだと思われます。
そしてこの営業努力という言葉を企業努力と言い換えたならば、
『ミッキーマウス保護法』と呼ばれていることこそ延長論の根底にあるものが、
本来の趣旨からずれたもののように感じられます。

少し話しがずれるかも知れませんが、最近は、音楽業界などでも、著作権というものに頼りきり、
新しい時代のビジネスモデルを作り出さなければという努力を怠っているように思えます。
まっ、ミッキーマウスも同様ということでしょうか?

Posted by: sawada1221 at 2004年12月22日 05:48

 誰の、何の為の著作権か?
暴論を吐けば、現状では「著作権のみで生計を立てている一部の団体の利益追求の為のもの」になっている感じはありますね。
とは言う、そんな団体も「『著作権の切れた』名前の知られた作品で利益を上げようとしている」部分もあるみたいですから、『何の為の著作権?』と言う風に感じる部分もあります。
まぁ、「リメイク作品ならある程度の売上を期待出来るので、リスクを負わずに済む」と言う姿勢は、特にバブル経済崩壊直後から数えるのが嫌になる位に(特に某国の映画)では見られる現象ですが。
最近は、一部の作り手の方で、著作権に関しての色々と不満の意見表明があるようですが、そんな姿勢に便乗して一部団体が営利をむさぼっている感じも。

 さて、著作権の期間についてですが、個人的には、遺族(配偶者等)の生活を考えれば現状の「死後50年」がまぁ、最長と感じます。
ただ、「(商業誌、非商業誌、Webサイト問わず)最初の発表から50年」とした方が、作者の没年の確認をせずに済むのでスマートかな?とも感じますが。

Posted by: yume at 2004年12月23日 18:17

青空文庫も荒れるのですね
ちょっとびっくりしました(荒らしはスルーの方向で といったところでしょうか)
いつも工作員の方々のおかげで数々の名作を手軽に読むことができ、大変感謝しております

Posted by: 通りすがり at 2004年12月26日 02:35

少しですが、著作物の印税を頂くようになりました。
そうなってみて思うのですが、著作権とは単純に自己の著作に対する財産権なんですね。
しかし、著作物と言うのが曲者で、扱うところがなければただの紙くずになってしまう。もっと考えれば、買ってくれる人がいなければ何もなくなってしまう些細な弱いものだと感じています。
だとすれば、著作権とは、保護と利用を考えてその運用を考えるべきものだと思います。
保護ばかりで、忘れ去られる著作物だらけになることは、著作者にとってあまり耐えられるものではありません。それが一部の既得権益を守りたい団体の主張だとすればなおさらです。
今、ロングヒットと呼ばれる楽曲がなくなってしまったのはなぜか、JASRACは良く考えるべきです。あまりにも、権益保護に偏ってしまったために、耳に触れる機会が著しく制限されてしまったためのように私には思えます。
そもそも、死後50年も経ってしまったら、多くの著作物はその印税の支払い先など、誰も管理できなくなってしまっていることでしょう。潤うのは、印税の支払い先がなくなった著作権管理団体だけでしょう。
適正な著作権管理ができないのなら、著者が死んで直ぐにでも著作物は縛りをとかれた方が社会の利益になるだろうと私は思っています。

Posted by: 著作者 at 2005年01月02日 01:12

例えば、有償で更新したらどうでしょうね?
51年以上に延長したい場合、著作権継承者(利用者ではない)が一定の手数料を払って延長手続きを行うことで延長できるようにする。もし、著作権の継承者が分からなくなっているような場合には、これを財産として保有している人がいないわけだからその場合には著作権をオープンにする。
そんな運用が現実的かもしれません。

Posted by: 著作者 at 2005年01月05日 10:17

著作者さん
 現状では「著作者の没年不詳」で著作権の状態が不明になっている著作物も多数ありますから、その部分をなんとかしたいですね。
「文化の」「文化を」と建前につけるなら、そう言う部分のフォローもやって欲しいところですが。

 流れをさらーっと見ていると、世界の流れとか言うよりもココの産物を利用して某均一ショップが製本販売している状態にある団体が「営業妨害だ!」とクレームをつけたいと思ったのが事の発端では?と感じる部分もありますが。(^^;

Posted by: yume at 2005年01月06日 22:36

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