伊原監督が芝浦工大を卒業

 オリックス・伊原春樹監督(55)が18日午前、都内で行われた芝浦工大の“1人だけの”卒業式にユニホーム姿で出席。ノーベル物理学賞受賞者でもある江崎玲於奈学長(79)から卒業証書を授与された。

 71年、当時、最盛期だった学生運動のあおりで授業がままならず、3単位足りないまま西鉄(現西武)に入団した。「情報処理は職業柄、得意な分野ですから」と昨年4月に工学部に再入学。12月に計16回の講義(各90分)を受講し、卒業にこぎつけた。江崎学長から「学位を取って、また新たな人生をスタートさせてほしい。西武時代の実績ならオリックスでも大丈夫」と証書とともにエールも送られた。